殖やせホッキョクグマ
2011年 01月 30日
[殖やせホッキョクグマ~「絶滅回避」に立ち上がる動物園~]を見ました。
ホッキョクグマが絶滅危惧種であるということ、
そして国内で飼育されているホッキョクグマが減っていることをわかりやすく説明しています。
昨年1月の「道内ホッキョクグマ飼育4園共同声明」の個体移動から始まって、
昨年11月の「ホッキョクグマ繁殖検討委員会」までの流れ、繁殖結果を
旭川市旭山動物園中心に追っていきます。
制作側の意図としては「あの有名な旭山動物園の二頭のメスが同時出産!」としたかったのでしょうが
そううまくいかないのがホッキョクグマの繁殖の難しいところです。
でも、かえってほんとうにホッキョクグマの繁殖が難しいとわかったと思います。
わたくしは初めて知ったのですが、
和歌山のアドベンチャーワールドのホッキョクグマの子供は生まれる前から人工哺育しようと考えられていて、
母クマをスノコの上で出産させ、スノコから落ちた赤ちゃんをマットで受け止めたそうです。
「ホッキョクグマ繁殖検討委員会」の場面では、旭山動物園の福井獣医師は
「ペア形成のためにホッキョクグマが一時不在になったとしても、将来への投資と考えてほしい」と言っていましたが
天王寺動物園の竹田さんは、「ホッキョクグマは人気動物だから個体を回していくこと(不在ということにはしない)をしないと、
みんな『うん』とは言わないと思います」と言っていました。
たしかに、今回の道内4園移動では、どこの動物園も複数の個体かいるという状態でしたから
成り立ったのかもしれません。
日本全体でホッキョクグマをどう守るかを示さないと海外の動物園と連携が取れないと
恩賜上野動物園の小宮園長が言っていました。
映っていた上野のホッキョクグマはどちら? レイコさん?
上野はとても立派なホッキョクグマ館を建てているようです。
円山動物園も早く第二ホッキョクグマ館を建ててくれないかしらねぇ。
デナリをもっと広いところに住まわせてやりたくてねぇ。
円山動物園の酒井園長、「『デナリ、あんたは偉い!』今年は、円山にいてもらいたいなぁ」と
冬レポブログでおっしゃっていましたが、
だから、第二ホッキョクグマ館、お願いしますよ。
あ、ついでにカピバラさんも入れてください。(どさくさ)
by hamhaha | 2011-01-30 10:27 | 動物 | Trackback | Comments(0)