本と映画 「幸せへのキセキ」

懸賞 2012年 06月 18日 懸賞

昨日は朝から映画を見に行きました。
「幸せへのキセキ」
主演 マット・デイモン
最愛の妻を亡くした男ベンジャミン・ミーは
反抗期の息子と幼い娘とともに、新しい環境で再出発するために新居を探していました。
郊外にやたら敷地の広い、理想的な家があり、そこを購入することにしました。
その広い敷地には実は「動物園」があったのです。
素人ベンジャミンは動物園の園長となって、困難を乗り越えて廃れた動物園を再開することとなりました。

実話をベースにしたフィクションです。

映画は・・・・自己責任でご覧ください。

ただ、グリズリーが動物園外に脱走したというエピソードや
ライオンの放飼場の出入り口の粗雑な鍵が壊れるエピソードは
映画的には面白い画像かもしれませんが、動物園関係者への冒涜ですね。
グリズリーが動物園外に脱走するのがそもそもおかしいし、誰も傷つかずに解決するのも荒唐無稽すぎます。
ライオンの放飼場の鍵がベランダの物置の鍵のように粗雑というのもプロではありえないでしょう。


この映画のベースになった本、「幸せへのキセキ(動物園を買った家族の物語)」はノンフィクションです。

イギリス人コラムニストのベンジャミン・ミーは愛する妻と二人の子供たちとともにフランスの農村で暮らしていました。
しかし、妻が脳腫瘍にかかり、大手術をします。再発の可能性は高いのです。
そこに、イギリスのデボン州に売りに出されている動物園があるという情報が妹からもたらされます。
父の遺産の家を売ってその動物園を買い取り、ベンジャミンは一家で(母・兄などとともに)移り住みます。

その動物園はかつては経営者の斬新な手法によってとても注目を浴びて賑わっていたのですが、
その経営者のあまりに独裁的なやり方が裏目に出てどんどん廃れていったのでした。
ベンジャミンはは廃れた動物園を整備し、役所の許可を受けて再開しなければなりません。
動物園を買っただけでお金はもうない状態ですが、
200頭もいる動物たちを食べさせ、老朽化した設備を整備し、世話をするスタッフも養わなくてはなりません。
でも、動物園を再開しなければ収入はありません。
ベンジャミンは金策に走り回ります。
その中で、妻の脳腫瘍再発。
妻はの病気は進行していき、やがて最期の時を迎えます。
ベンジャミンは悲しみを押し殺して動物園の営業許可を得て、開業します。

ベンジャミンは本に書かれた100倍ものつらく困難な目にあったと思います。
しかし、本に書かれているベンジャミンも家族もスタッフもみな前向きに困難に立ち向かっていきます。
素人のベンジャミンを助けてくれる専門家が次々と現れ、ベンジャミンの力となってくれます。
たぶん、ベンジャミンの人柄が人を引き付ける力を持っているのでしょう。
とはいえ、ジャガーが脱走してトラの放飼場に入り込んだり、
シンリンオオカミが動物園外に脱走したりします。(麻酔銃で捕獲しました)
b0014576_23302884.jpg

融資の話はなかなか進まず、ないお金をやりくりして、園内を整備してゆきます。

余剰動物の安楽死が当然のように思っている専門家もいるというのが驚きでした。

BBC放送がこの珍しい話を面白がって特集を組んだことが評判になって、
ベンジャミンの「ダートムーア動物学公園」にはお客さんがたくさん訪れているようです。

ベンジャミンは成功しました。
これは敬意をもって賞賛されるべきことでしょう。
彼は人の何百倍も努力したと思います。

ただ、安易に動物園を経営しようとすると、八幡平クマ牧場のような悲劇が起こってしまうでしょう。
八幡平クマ牧場の事件では、二人の従業員の方がお亡くなりになられ、ヒグマ6頭が殺処分されました。
経営者は逮捕され、残った熊たちのうち、ヒグマは引き取り手は見つかっていません。
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by hamhaha | 2012-06-18 23:38 | たわごと | Trackback | Comments(6)

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Commented by ぷくたま at 2012-06-19 23:53 x
ベンジャミンさんのドキュメンタリーをテレビでみました。
開園までのストーリーをドキドキしながら見てましたが、映画は内容が少し異なるんですね。

いまもお客さんは大勢来ているのかな~。
動物たちが喰いっぱぐれることがないといいですね。

↓マロンくん、はむははさんを脅かすのはやめてね(笑)
わたしもちょっとドキドキしちゃった(^^;

Commented by hamhaha at 2012-06-20 06:36
ぷくたまさん、おはようさんです。
映画は大筋は変えていませんが、
ハリウッド的にきれいにまとめています。
美人の飼育係との恋とかも挟みつつ。

映画のおかげでたくさんお客さんが来てくれているようですよ。
人間はどうとでもなるけれども、
動物たちがくいっばぐれるのはかわいそうですものね。
行ってみたいわ~。
ロンドンより南?西?

マロン君、体を張ってわたくしを驚かせるのよ。
ひどいでしょ~。
ぷくたまさんからもよく言ってください。
Commented by 白木 at 2012-06-21 15:27 x
訳者の白木です。本を読んでくださってありがとうございます。
Commented by ろき at 2012-06-22 06:12 x
Dartmoor Zoological Park、デヴォン州だからロンドンの南西ですね。遠いよ。
思いきったことをしたものですねえ。
利益を出さないといけない私設動物園、とにかく破綻させないようにしてほしいものです。
八幡平クマ牧場の熊たち、どこかに引きとってもらえないんでしょうか、心配だわ~。
Commented by hamhaha at 2012-06-22 06:30
白木さん、ようこそおいでまし。
訳者の方なんですね。
大変興味深く読ませていただきました。
面白い本をありがとうございました。
今後のご活躍を楽しみにしています。
Commented by hamhaha at 2012-06-22 06:38
ろきさん、おはようさんです。
プリマスの近くということですね。遠いかぁ。
じゃやっぱりハイランド野生公園のほうにしようかなぁ。
(こっちも遠い、っていうか、行く気か自分)
前のオーナーも最初は順調だったけれどもだんだん衰退していったということだから
油断できないですよね。
動物たちのためにも頑張ってほしいわ。
八幡平のツキノワグマは引き取り手が見つかったそうですが
ヒグマは混血があったり個体管理ができていなかったりで
なかなか引き取り手がないようです。
20頭と数も多いし、どうなるんでしょう。
熊には罪はないのですが。
動物の命は安易に考えないでほしいですね。
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