オードリー・ヘップバーンの戦争と平和

懸賞 2013年 12月 11日 懸賞

戦争と平和 [DVD]

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レフ・トルストイ原作オードリー・ヘップバーン主演の映画「戦争と平和」
原作を読んでいないのでどのくらい原作に忠実かはわかりません。

ピエール(ヘンリー・フォンダ)はベズウーホフ伯爵の私生児でしたが、臨終間際の父から爵位と財産を譲られます。
いとこのエレンは莫大な財産を継いだピエールにすり寄り、結婚します。
しかし、領地をまじめに経営するピエールと離れ、エレンはモスクワで面白おかしく暮らします。

ロストフ伯爵家の娘ナターシャ(オードリー・ヘップバーン)は、ピエールの友人アンドレイ・ポルコンスキーと恋におち結婚の約束をしますが、
エレンの兄のアナトーリに誘惑され、駆け落ち寸前まで行きます。
しかし、女たらしのアナトーリは既婚者でした。
ナターシャは不名誉な噂の的になります。

ナポレオンがモスクワに侵攻し、人々はモスクワを離れて行きます。
その途中、ナターシャは戦いで瀕死のアンドレイに再会し、献身的に看病し、その死を見届けます。

ナターシャの兄のニコライはアンドレイの妹のマリヤと結婚の約束をします。

ピエールは捕虜になり、ナポレオン敗走に連れて行かれますが、
ドーロホフに助けられます。
ドーロホフは、かつて妻エレンの愛人とうわさされ、決闘した相手でした。

ナターシャの弟ペーチャは戦いたくて戦いたくて仕官し、ドーロホフとともに戦場に出ますが、敵に殺されてしまいます。

ナポレオンが去った後のモスクワに帰って来るロストフ伯爵一家。
放火されて見る影もない屋敷ですが、それでも、希望を持って生きていこうとします。
そして、ロフトフ家を訪れたピエールとナターシャは再会を果たします。

オードリー・ヘップバーンはとても可憐で美しかったですが、
オードリーの魅力を充分に生かしたという映画でもなかったです。
メインはピエールでしたからね。
私生児だけれども平和主義のお坊ちゃんのピエール。
ピエールという呼び名もフランス的(本当はピョートルでしょ)でナポレオンに心酔しています。
平和主義で、戦争を嫌っています。
しかし、現実の戦いを目の当たりにし、捕虜として死と隣り合わせの生活をして人間として成長します。

反対に戦争大好きで戦争に行きたくて行きたくて親の制止を振り切って仕官し
そして、あっけなく殺されてしまうナターシャの弟ペーチャ。
大人から見たらバカなんだけれども、誰しもそのバカな時代を経て大人になっていくものです。
大人になれずに死んでいったペーチャが哀れです。

ナポレオンのモスクワ侵攻が興味深かったです。
広大なロシア帝国をどんどん侵攻していくフランス軍。
ロシア軍はろくに戦いもせずに撤退し続けます。
フランス軍が来る前に住民は全財産を持って火をかけて逃げますので、
フランス軍は侵攻すればするほど食料などが不足する結果となります。

とうとうモスクワまで落としますが、モスクワももぬけの殻。
武器も食料も手に入りません。誰も降伏には来ません。
ナポレオンは「バカにしている!」と怒り狂います。
そしてフランスに帰る道中は寒さと飢えで死の行軍の様相を呈します。
弱り目に祟り目のフランス軍をロシア軍が背後からとどめを刺すのです。

このロシア軍ののらりくらりとした戦術はとてもロシア的ですね。
ヨーロッパではありません。
卑怯っちゃ卑怯ですが、北方領土を火事場泥棒するお国柄ですしね。
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by hamhaha | 2013-12-11 05:44 | たわごと | Trackback | Comments(2)

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Commented by ろき at 2013-12-12 04:45 x
オードリーはどう見てもロシア人ぽくないですね。主役でもないし。
ニューズウィーク誌が選んだ人類史上最高の小説である原作は、時間ができたら読んでみてね。

日本に神風が吹いたように、ロシアには冬将軍が味方ですね。
とにかく冬まで長引かせれば勝てる。ずるいけどそれも戦略ね。
Commented by hamhaha at 2013-12-12 06:38
ろきさん、おはようさんです。
オードリーは本当に美しかったですが
不完全燃焼な感じです。
そうそう、ロシアっぽくないですし。
原作・・・・・!
わたくしはトルストイより、ドフトエフスキーを好んで読んでいました。
いつか読みたいです。

フランス人に北国の厳しさは実感できなかったのでしょうね。
ナポレオンも冬将軍を味方につければよかったのですが
冬将軍との付き合いが長いほうが有利でしたね。
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