映画・ギルバート・グレイプ

懸賞 2014年 08月 11日 懸賞

ギルバート・グレイプ [DVD]

ジョニー・デップ,レオナルド・ディカプリオ,ジュリエット・ルイス/角川書店

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ギルバート・グレイプという映画を録画してみました。
ジョニー・デップ主演の映画というので、またも予備知識なしで見てみました。
ギルバート・グレイプというのは、人の名前です。
タイトルだけでは、何が何だかわかりません。

アメリカの片田舎エンドーラという町に住むグレイプ家。
17年前、父は謎の自殺を遂げ、母は父の自殺がショックで過食症になり、
全盛期の小錦のような体で日長一日テレビの前から動きません。

兄は家を出て久しく、姉エミーは母の代わりに家事全般をこなし、妹エレンは15歳。
(17年前に父が死んで妹が15歳って・・・・、2年間妹は母のおなかにいたのかしら?それとも・・・?)
弟のアーニーは知的障害者で、ちょっとでも目を離すと何をしでかすかわかりません。

ギルバート・グレイプ(ジョニー・デップ)は、食料品店に勤めながら家族を養っています。
息が詰まるような田舎の暮らし。
家族を支え、弟の面倒を見なければならないという思いが重圧となっています。
唯一の娯楽(?)はカーヴァー夫人との不倫です。

そこに、トレーラーハウスで旅をするベッキーとその祖母がやってきます。
車が故障したので、部品が来るまでしばらくエンドーラの町に滞在します。
面倒を起こしてばかりのアーニーを、ベッキーは快く受け入れ、ギルバートとも打ち解けます。
ベッキーと過ごすのが楽しみになったギルバート、アーニーの世話もおろそかになり、
母に叱られたりします。

こんなに母につくしているのに、こんなにアーニーの世話をしているのに。
ギルバートはアーニーを本気で殴りつけ、家を飛び出てしまいます。
ベッキーはギルバートに優しく接します。

次の日、アーニーのバースディパーティなのでギルバートは家に帰ります。
ギルバートを責めることなく迎え入れるアーニーと家族たち。

超肥満の母は、突然、眠るように息を引き取ります。
子供たちはそれぞれの道を歩んでいきます。


特にドラマチックな事件が起きるわけでもなく、淡々と日常が繰り返されます。
何も起こらない、眠っているような町です。

17年前、父が自殺したのは事件と言えば事件です。
界隈で一番の美人だった母は、現実が受け止められず過食します。
界隈で一番の美人だったというのがネックですね。
美人でちやほやされていて自分を妻にした男は幸せと思っていたら、夫が自殺してしまうんですから
美人妻全否定されてアイデンティティ崩壊ですね。
だからってさ、子供がいるのだら、もっとしっかりしなさいよ、母。

母が母であることを放棄して自分の殻にこもっているので
必然的にギルバートを筆頭に、子供たちがしっかりと母やアーニーの世話をします。

「何が望み?」とベッキーに訊かれた時のギルバートの答えが泣かせます。
「アーニーに新しい脳。家族には新しい家・・・」
「あなた自身は?」
「僕は、いい人になりたい」
もう充分いい人だって!
でも、きっと家族を支えるのを重荷に思う自分はいい人ではないと思っているのね。
こういう繊細さ、ジョニー・デップにぴったりだわ。

知的障害のあるアーニーを演じたのがレオナルド・ディカプリオ。
素晴らしいの一語に尽きます。
知的障害者で思い出すのがダスティン・ホフマンの「レインマン」ですが
ダスティン・ホフマンの演技はあまりに上手すぎてかえってあざとく見えました。
が、レオ様のアーニーは違います。
演技とは思えないほど自然にアーニーを演じるので、アーニーという少年がそこに実在していると思ってしまいます。
主人公のジョニー・デップを邪魔することなく、さりげなく存在感を示すバランスが絶妙です。
レオナルド・ディカプリオの映画はそれほど見ていないので(タイタニックも見ていないので)今まで感じていませんでしたが、レオ様、恐るべしです。

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by hamhaha | 2014-08-11 06:47 | たわごと | Trackback | Comments(2)

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Commented by ろき at 2014-08-12 07:06 x
ギルバートみたいな立場の人、世の中にたくさんいるでしょうね。
いい人すぎて気の毒です。
ディカプリオの若いころの演技は凄いですね。
彼の顔は中年に似合わない?気がして最近見てないですが。
Commented by hamhaha at 2014-08-13 04:19
ろきさん、おはようさんです。
誰もやらないから、結局は自分で、という人、いますね。
たいていはいい人がそうなりますね。
ディカプリオの演技は神がかっていました。
そういえば、おひげは似合わない気がします。
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