カナダ マニトバ州 ホッキョクグマ保護法 ~マニトバ基準~

懸賞 2014年 08月 29日 懸賞

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カナダのマニトバ州はハドソン湾を擁し、ホッキョクグマの生息地域です。
そこで保護したホッキョクグマを譲り渡す場合の、
譲り渡し先に必要な最低限の施設条件(マニトバ基準)を、記しておきます。

英文から起こしましたが、英語が苦手なので著しく間違っている可能性があります。
参考程度に。

1頭ないしは2頭のホッキョクグマに対しては、少なくとも500平方mの放飼場が必要です。
放飼場は1頭増えるごとに150平方mの広さが追加されなければなりません。
(つまり、3頭飼育するには650平方m、4頭飼育するには800平方mの放飼場が必要ということです)

非展示エリアは、1頭ないしは2頭に対して75平方mの広さが必要です。
非展示エリアは1頭増えるごとに25平方m追加されなければなりません。
(つまり、3頭飼育で非展示エリアは100平方m、4頭飼育で125平方m必要です)
各ホッキョクグマは、少なくとも4m×3m×2.5mの個別のエリアを保持しなければなりません。

雌のホッキョクグマは、妊娠しているか、生後4か月以下の幼獣がいる場合、
他のホッキョクグマの個別エリアとは離れて、少なくとも2.5m×2.5m×2.5m以上の産室がなければなりません。

ホッキョクグマは放飼場と非展示エリアを自由に行き来できるようにしなければなりません。

放飼場は、ガラス張り以外は、壁、水のない堀、あるいは他の安全で適切な手段で、観覧場所とホッキョクグマの間を6m以上離さなければなりません。
檻である場合を除いて、放飼場の壁は高さが少なくとも5mで、ホッキョクグマがそれに登ることができないようにしなければなりません。
水のない堀は深さが少なくとも4mで、ホッキョクグマが落ちても安全な仕掛けがなければなりません。(ネットとか?)

放飼場の観覧用窓ガラスの厚さは、少なくとも5㎝あるか、もしくは安全なガラスでつくられなくてはなりません。
また観覧用窓は、ホッキョクグマが好きな時にお客から見られないようにできるところになければなりません。

壁や床は、無毒で、すり減ることがなく、簡単に清潔にできる素材でなければなりません。

放飼場は、土、わら、木材チップあるいは別の適切に柔軟な素材でできている場所が少なくとも125平方m必要です。

放飼場にプールは必ずなくてはなりません。プールは少なくとも70平方mあり、歩くことができる浅瀬と、3m以上の深い部分がなくてはなりません。

年間を通じて、ホッキョクグマが快適な温度で過ごせるエリアがなければなりません。

室内は換気が十分でいつも新鮮な空気が供給されるようにしなければなりません。
室内は、自然採光ができる天窓が必要です。

施設内のすべての人工照明の光の加減は、ホッキョクグマの安寧を脅かさない程度でなければなりません。

各ホッキョクグマに最低ひとつの割合で、見られたくない場合の視覚的障壁がなければなりません。

放飼場の観覧部分は180度以内でなければなりません。
(半円以内ということですか)

外放飼場は、日光に対しての日陰になる部分が必要です。

施設に関してはこんな感じで、
あとは、野生にリリースしてはならないとか、
獣医による健康診断とか、いろいろ書いてあったような気がします・・・。


施設条件については、北海道でホッキョクグマを飼育している4園の施設はアウトですね。
道外でも、わたくしが行ったことがある施設はアウトかなぁ。

非展示エリアと放飼場を自由に行き来できるのなら、人に見られたくないと思ったら非展示エリアに行けばいいのに
「放飼場にいたいけれども人間には見られたくない」というホッキョクグマがいるかもしれないということで
放飼場にも人から見られない場所を作らなければならないという、とってもホッキョクグマに優しい条件。
あくまでホッキョクグマが快適に過ごすための施設で、
人間がホッキョクグマを見ることができたらラッキーということですね。

今現在ある施設は簡単には改造できないけれども
円山動物園のホッキョクグマのところに行くと、室内の扉があいていることが多くて、
皆、中に入っていて、会えないこともありますよね。
ララの放飼場には日陰がないから、隣りの檻放飼場もララに開放しているとか
いろいろ工夫されているようです。

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by hamhaha | 2014-08-29 02:13 | 動物 | Trackback | Comments(7)

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Commented by pecopecopekico at 2014-08-29 06:48
すごい!翻訳されたんですね。
ワタシは、クマのことはよく分かりませんが、
ゴリラのことを考えながら読ませていただきました。
日本の動物園もずいぶん変わってきたと思いますが、
市が運営してるとこがほとんどであまりお金を掛けられないんでしょうね。
大型の動物は特にこんな規定があったほうがいいと思います。
大型連休や春秋の遠足シーズンなんかは、かなりの人だかりができて、ゴリラがストレスを感じている姿を見ることがあります。
放飼場の中に隠れられる場所や寝室に戻る自由があっていいと思うなぁ~。そりゃもうかなり苦情が来るでしょうけどね(^_^.)
Commented by ろき at 2014-08-29 07:01 x
クマたちのことをよく考えて作られた基準なんですね。
日本はまず土地が狭いし、なかなか大変でしょうが、なるべく近づけてあげたいですね。
本クマたちに直接要望を聞けたら、まだいろいろ出るかも~。
Commented by hamhaha at 2014-08-30 06:09
pekicoさん、おはようさんです。
そうですね、すべての動物が、
見られたくないときに隠れる場所があるといいですね。
特に類人猿は頭がいいからストレスを感じますよね。
あまり狭いと、こもストレスですし。
でも、予算というのも重要な問題ですね。

放飼場と室内を自由に行き来できるようにするのは予算がなくてもできますが
見えないと苦情が来そうですね。
そこはなんとか理解してもらうようにしたいですね。
Commented by hamhaha at 2014-08-30 06:12
ろきさん、おはようさんです。
カナダと比べると日本は狭いですからね~。

ララに聞いたら、いろいろ文句をいいそうですね。
ピリカはきっと「おなかいっぱい食べたい~、おもちゃ欲しい~」だけだと思いますが。
Commented by クライ・ユーコノヴィチ=ゴーゴ at 2016-09-21 08:36 x
このマニトバ基準を国内すべてのホッキョクグマを飼育している施設に強制させたい
特に営利目的でしかホッキョクグマの飼育を考えてない施設にはこの基準が達成出来ないなら飼育許可取消でいいでしょう

白浜にある某施設もそうだし旧レオマパークもそう
これは国をあげて取り組んで欲しい事案だと本気で思います

白いモフモフした食肉目クマ科の同胞たちに栄光あれ!!
Commented by hamhaha at 2016-09-22 07:59
> クライ・ユーコノヴィチ=ゴーゴさん
おはようさんです。

できることなら強制させたいですね。
強制すると現在の日本では男鹿水族館GAOと、恩賜上野動物園しか対応できていませんし、来年度くらいに新施設が完成するはずの円山動物園を含めても三園しかホッキョクグマが飼えないことになります。
今いるホッキョクグマたちが行先を失うことになります。
ホッキョクグマの施設を新たに作るには、例えば円山動物園では20億円くらいかかっているようなので
おいそれとは作ることはできません。

でも、今後ホッキョクグマを飼うにはこういう施設にしなくてはならないという何らかの定めがあるといいと思います。

レオマは行ったことはないですが、うわさは聞いたことがあります。

アドベンも狭いですね。日の光が当たらないことが心配です。
シーパラのホッキョクグマの施設も狭くて日が当たりません。
アドベンもシーパラも飼育員さんの取り組みは素晴らしいもので、
アドベンは日本で唯一人工哺育でホッキョクグマの繁殖を成功させましたし、
シーパラはホッキョクグマの無麻酔採血を成功させています。

円山動物園の担当さんが北米の広くて立派なあるホッキョクグマ施設に行ったとき、
ホッキョクグマが隅で常同行動をしていたのを見たとおっしゃっていました。
常同行動をするというのは、スタッフがホッキョクグマに気を配っていない可能性があります。
施設とスタッフがともに素晴らしいとというのが理想ですね。

愛らしいホッキョクグマたちがすべて幸せに暮らせますように、とわたくしも思います。
Commented by hamhaha at 2016-09-24 06:56
上記訂正

「アドベンは日本で唯一人工哺育でホッキョクグマの」
ではなく
「アドベンは日本で唯一複数回、人工哺育でホッキョクグマの」
の間違いです。
すみません。
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