まだ台北旅行の話ですよ~。
次の日、10月20日月曜日、朝8時前にMRT雙連駅を出発。
前日と反対側の淡水行に乗ります。
こちらの方は間違えようがないので安心です。
士林駅で下車。士林というと、士林夜市が有名ですが、朝なので夜市には行きません。
出口1番から出て、MRTの高架に沿ってまっすぐ行って道路に突き当たると右にバス停があります。
と、駅のここに書いてありました。
日本語で書いてくれるともっといいなぁ。
この日の行先は故宮博物院です。
二日目にもガイドさんに連れられて行きましたが、もっとじっくり見たかったのでまた行きました。
故宮博物院に行くバスは複数系統ありますので、路線図を確認するといいでしょう。
「紅30」というバスが「故宮博物院」と書いてあったので乗りました。
終点が故宮博物院なので楽~。
故宮博物院の地階のバス乗降場に着きます。
8時半開園です。
1階で入場券を買います。250元。
次にオーディオガイドを借ります。オーディオガイドのレンタル料は100元。
「パスポートか運転免許証を預けてください」
「それはいや。お金でデポジットしますよ」
「では3000元」
ええ~? ガイドブックにはひとり1000元と書いてあったわよ。
前々日に行ったという日本人に聞いた時も「二人で2000元」と言っていたし。
なぜわたくしだけ3倍? 3倍怪しい奴と思われたのかしら。
仕方がないので3000元(9000円弱)払いました。オーディオガイドを返したらあとで3000元も戻るし。
日本語パンフレットをもらって入場。
博物院内は写真が撮れないので写真はありません。
展示物は1階2階3階にあり、一番人気は3階の翡翠の白菜です。
まず2階の書画と焼き物のコーナーへ。
明代四大家と呼ばれる仇英という画家の特別展をしていました。
仇英、寡聞にして知りませんでした。
きれいな絵でした。
とっても細かくて虫眼鏡がなくてはならないほどのものもありましたよ。
どうやって描いたのかしら。
2階の唐代の美女の像も好きだわ~。
突然、オーディオガイドに「電力不足20%」という表示が出ました。
なんですって~、貸す前にちゃんと充電してよ~。
スタッフのお姉さんに言うと、別なのと取り換えてくれました。
よかった、よかった。
ゆっくり2階を見ていましたら、もうすぐ昼。
団体ツアーはきっと昼食を食べに行くはずだからいなくなるはず。人でごった返す3階は昼がねらい目と思っていました。
3階は好き勝手に動けません。ベルトパーテーション(銀行のATMとかによくあるパーテーション)で進行方向を仕切っています。
昼時は狙い通り人が少なく(それでも多いけれども)、
翡翠の白菜やオリーブの種に船に乗る八仙人を彫刻したもの(ルーペが置いてあってそこから覗くくらい小さい)などをセレクトしてゆっくり見ました。
3階は2日目にガイドさんに連れられて見たものが多かったので、人が多くなる前に観終わることができてよかったわ。
その後、4階の三希堂というカフェレストランで昼食。
三希堂というのは、清の乾隆帝の書斎の名前ですね。
昼食後、1階の展示を見に行きました。
清朝時代の貴族の家具の展示や、故宮博物院所蔵珍玩精華展、故宮所蔵図書文献珍品展などをやっていました。
面白かった~、また来たいわ~。
オーディオガイドを返して3000元を返してもらいました。
故宮博物院に隣接した至善園という庭園があって、当日の故宮博物院の入場チケット半券を持っていれば入場無料ということなので行ってみました。
歩いていると、何度も怪しい客引きに「タクシーあるよ」と声をかけられました。
ああ、これが有名な「故宮博物院のたちの悪いタクシー」かぁ。見るからに怪しいわ。
至善園にたどり着くと、その怪しい客引きタクシーに「月曜は休みよ」と言われました。
ああ、気温32度の中で階段を歩いてきたのに~、休みか~! ダメージ大きいわ~。
仕方がないので故宮博物院内の地階のお土産屋さんに行きました。
これでもかというくらい翡翠の白菜グッズがあって、もうなにか翡翠の白菜グッズを買わなければならないのかしらという義務感におそわれました。
翡翠の白菜グッズは結局目移りして買いませんでしたが。
地階のバス乗降場に戻って帰りのバスを待ちます。
わたくしは士林駅に行くバスに乗りますが、別の駅に行くバスもあるようなので路線図で目的地を確認した方がいいですね。
15時の「紅30」が来たので乗り込みます。
バスを降りるときは下車鈴(下車ボタン)を押すのですが、降りたいバス停の前で悠遊カードをタッチして下車の意志を伝える人たちもいました。
わたくしは台北バス初心者なのできっちり下車鈴を押しましたよ。
士林站(士林駅)前でバスを降りると、バスの進行方向にMRTの高架が見えます。
道路の反対側にわたり、高架に向かって歩いていくと、朝乗ったバス停にたどり着きますので、左折して高架に沿って歩いていくと士林駅に着きます。
一度ホテルに戻りました。
つづく。