歩いても歩いても

懸賞 2016年 07月 10日 懸賞


スタバのメニューが覚えられません・・・。
コーヒージェリーバニラ・・・なんたらかんたらというのがあったなぁと思いつつ
スタバのドライブスルーに入ると、メニューの一番上に大きく載っていたので注文できましたが
まだ覚えていません。
最近とみに記憶力が減退しているので
なけなしの記憶力をスタバのメニューに使うわけにはいきません。
スタバに入るときはメニューの一番上に大きく書かれているのを注文することにします。

随分前に観た映画の事を書きます。
日本映画です。
いつものように内容を知らずにテレビ録画しました。
「歩いても歩いても」というと、「死のロングウォーク」?と思いましたが違いました。
是枝裕和監督作品です。
どことなく小津映画のようで、「東京物語」のように家族を描いています。

横山医院という看板。
しかし、開業医をしていた年老いた横山医師(原田芳雄)は引退し、医院は横山老医師の書斎状態です。
横山医師の妻のとし子(樹木希林)と、嫁いだ娘のちなみ(YOU)は台所で料理を作っています。
とし子は一度も外で働いたことがないベテランの専業主婦で、料理上手です。

息子の横山良多(阿部寛)は妻ゆかりとその連れ子のあつしを連れて帰省する最中です。
良多は失業中ですが、ゆかりにそれを内緒にするように頼みます。

横山夫婦には跡取り息子として嘱望された長男・純平がいましたが、
海でおぼれた今井良雄という子供を助けて、自分は死んでしまったのです。
とし子は毎年、純平の命日に良雄を呼びます。
居心地の悪そうな良雄君。
「来年も来てね、きっと来てね」と良雄に優しく強要するとし子。

ちなみの一家と良多の一家、横山老夫婦が食卓を囲み、一家団欒の食事をした後、
ちなみの一家は帰っていき、良多の一家は横山家にとまります。

「歩いても歩いても」というのは、70年代に流行った歌謡曲、
いしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」の歌詞です。
当時、浮気相手のアパートに行く夫の跡をつけたとし子が、
夫が浮気相手とご機嫌で歌っていたその歌を聞き、うちに帰りました。
そして、次の日、そのレコードを買ったのです。
風呂に入っている夫から聞かれて、
脱衣所でさらりとその事実を話すとし子と気まずい夫。

樹木希林のとし子がとてもダークです。
自分はふつうの善良な人間と思っているでしょうが、
悪魔のようにダークです。

「人のお古と結婚しなくともいくらでもいる」と良多の結婚を愚痴ります。
嫁のゆかりに自分の若いころの着物や帯をあげるのは優しい姑です。
でも、「あなたたち、子供はどうするの?」
連れ子がいるので、夫婦の子供ができると問題が起きないかということをズバリ聞くのです。
そんなの、本人たちが一番わかっているでしょうに。
ゆかりを傷つけたのですが、とし子はあくまで親として心配していますよというスタンスです。

とし子の自慢の長男を死に至らしめた良雄君にも容赦ありません。
「良雄君もいやだろうし、もう呼ぶのやめたら?」
と言うちなみに、「良雄君は年に一遍いやな思いをすればいいけれども、私はずっといやな思いをしている」と言います。
純平の死は不可抗力で良雄君が殺したわけではないのですが、とし子は執念深く良雄君を追い詰めます。

小津祖作品と違うのはここです。
小津作品は、いやな人間も出てくるけれども、観た後の印象がさわやかで清浄です。
この作品の観た後の印象は・・・、後味が悪いですね。

樹木希林のとし子があまりに「いるいるこんな人」でリアルすぎて
気持ちが悪かったです。
樹木希林の演技力がすばらしかったですね。

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by hamhaha | 2016-07-10 23:07 | たわごと | Trackback | Comments(2)

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Commented by ろき at 2016-07-12 06:11 x
わたしもスタバではほぼ、レギュラーサイズのアメリカーノの一点張りです。ハーブティーも時々。複雑なのは無理~。
是枝監督、さすが普段人が見ないようにしているものをズバッと描きますね。
とし子さんのキャラ、実際にいそう。
本能に忠実とも言えますが。
良雄君の立場はいたたまれないですね。
Commented by hamhaha at 2016-07-12 23:10
> ろきさん
やっぱりスタバのメニューは覚えられませんよね~。
わたくしは普段はキャラメルマキアートですよ~。
長すぎるもの、スタバのメニュー。

「歩いても歩いても」はここから切るかという切り口でしたね。
とし子がさりげなく何気なく毒を吐くので
恐ろしかったです。

わたくしが良雄君なら逃げますよ。
毎年行くというのが善良なんですよね。
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