フランケンシュタイン

懸賞 2018年 05月 26日 懸賞




先日、いつ以来か記憶にないほど久しぶりに中央図書館に行きました。
書架の間を歩き、本の背表紙を見ていました。
「ノーサンガー・アビー」
そういえば、テレビドラマのダウントン・アビーは面白かったわ。
「高慢と偏見」
いいねぇ。
そして、ふと、一冊の本を手に取りました。
「高慢と偏見





とゾンビ」

・・・・・・。
・・・・どうしてこれにゾンビを絡めるかなぁ。

それらすべてを借りました。(ゾンビもか)
そのあと、手に取ったのは「フランケンシュタイン」。

そういえば、フランケンシュタインって読んだことがなかったわ。
映画も・・・大昔、テレビで観たかな・・・?
フランケンシュタインと言えば、つぎはぎだらけで額にボルトが刺さっている大男が
キョンシー・ロボット歩きでぎこちなく愚鈍に動き、うーとかあーとか言葉も不自由。
もしくはアニメ「怪物くん」のフランケンの「フンガー」。

いちおう古典だし、読んでおこかと読み始めました。

ウォルトンという青年が、北極を船で冒険する旅に出ます。
ホッキョクグマ出る~?と思ったけれども、
ホッキョクグマは出ずに犬ぞりで去ってゆく巨大な人影を見かけます。
はて、こんなところに人が?
その後、また犬ぞりに乗った人が来て海に落ちて、その人を救い出します。
その若者はヴィクター・フランケンシュタイン。
品の良さと教養を供えていました。

フランケンシュタインはなぜ自分が北極に来たのかをウォルトンに話します。

フランケンシュタインは大学で研究しているとき、生命を作れるヒントに気づき、
人工的に人間を作る研究に没頭し、とうとう人間を作り上げます。
素晴らしい人間を作るはずでしたが、できてみるととても恐ろしい外見で、
フランケンシュタインは恐れをなして逃げ去ります。
そして、故郷のスイス・ジュネーブに戻りますが、
幼い弟ウィリアムが何者かに絞殺されます。
犯人として召使のジュスティーヌが処刑されますが、実はフランケンシュタインの作った怪物が殺したのです。
怪物はフランケンシュタインに自分の身に起こったことを語ります。

怪物は恐ろしい外見のせいで誰にも受け入れてもらえず、山にこもります。
近くに住んでいるのは、追放されたもと裕福な家族。
その家族を覗き見しながら、怪物は語学を学びます。
書物も読めるようになり、いろいろな教養を身につけていきます。
古典や歴史を語る、なかなかの教養です。
この家族になら受け入れてもらえるかもと思いましたが、
やはり拒絶され、失意のうちにそ山を去ります。

誰かに受け入れてもらいたい。
愛されたい。
拒絶されたくない。

怪物は創造主であるフランケンシュタインの住むジュネーブにやってきて
偶然、フランケンシュタインの弟、幼いウィリアムに会います。
子供なら、自分を受け入れてくれるかもとウィリアムに姿を見せますが
激しく拒絶され、ウィリアムを絞殺します。

怪物はフランケンシュタインにもう一体、女の人造人間を作るよう依頼します。
その女を妻にして、人里離れたところで暮らしたいというのです。
妻を作ってくれなければ、フランケンシュタインの家族に禍をもたらすと脅します。

フランケンシュタインは、スコットランドの離島で怪物の妻を作り始めますが、
怪物が妻を得て、子供を作って怪物の子孫が地に満ちてはいけないと、研究を中断します。
明子姉さん並みにフランケンシュタインをストーキングしていた怪物はすぐにやって来て
研究を進めるように詰め寄りますが、フランケンシュタインは拒絶します。
怪物は「婚礼の夜に来る」と予言して去り、
フランケンシュタインの陽気な親友であるクレルヴァルを殺します。
クレルヴァルの死にショックを受けて病床に伏したフランケンシュタインは
父に伴われてジュネーブに帰ります。

年老いた父にも言われ、フランケンシュタインは最愛の婚約者エリザベスとの結婚を決意します。
怪物が「婚礼の夜に来る」と言ったので、婚礼の夜に自分を殺しに来ると解釈したフランケンシュタインは
婚礼の夜に怪物と対峙して倒し、エリザベスと幸せに暮らそうと思ったのです。

婚礼の夜、銃を携え、怪物を探していたフランケンシュタインは部屋にいたエリザベスの悲鳴を聞きます。
怪物はエリザベスを殺したのです。
怪物の目的は最初からエリザベス。
自分に妻を作ってくれなかったフランケンシュタインから妻を奪ったのです。
エリザベスの死にショックを受けたフランケンシュタインの父もこの世を去り、
復讐に燃えたフランケンシュタインは怪物を追って北極までやって来ました。
衰弱していたフランケンシュタインは「自分が死んだら怪物を殺してほしい」とウォルトンに頼み、息を引き取ります。
フランケンシュタインの遺体を置いていた船室に、ウォルトンは誰かがいることを感じます。
フランケンシュタイン・ストーカーである怪物が、創造主の死を知ってやってきたのです。

愛憎混じる感情をフランケンシュタインに感じていた怪物も絶望し、
「自分に火をかけて死ぬ」と言い残して去っていきます。

なんだ、ボルトも刺さってないし、「フンガー」って言わないじゃん。
フランケンシュタイン、若気の至りとはいえ、作った生命を最後まで面倒見なさいよ。
飼い始めたら最後まて責任を持とう。その辺に捨てたら在来生物の脅威です。(外来生物じゃないぞ~)

「怪物」とか「悪魔」とか呼ばれているフランケンシュタインの作った生命、
生まれたくて生まれたわけではないのに生まれてすぐ創造主に捨てられ、
誰にも受け入れられずにどうすればいいかわからず混乱し、
それでも、フランケンシュタインが望んだとおり、身体能力も頭脳も抜きん出ていた怪物は
自分でなんとかいろいろ学んでいくなんて、大変だったね、頑張ったね。
外見が恐ろしいという理由で拒絶されるなんて、怪物のせいではないし、たまったもんじゃないですね。
やさぐれるのも仕方がないです。

19歳でこれを書いたのか~、恐るべしメアリー・シェリー。
ラディゲなんか目じゃないぞ~。(言いすぎ)

画像は円山動物園の八重桜です。

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by hamhaha | 2018-05-26 11:42 | たわごと | Trackback | Comments(7)

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Commented by ろき at 2018-05-28 18:44 x
『~とゾンビ』、どう?面白いでしょ♪

『フランケンシュタイン』はわたしも英語で読もうとして途中で止まってます。これを19歳で書いたメアリは本当にすごいですね。

怪物、原作でもひどい扱いだけど、ボルトを刺されたり散々ですねえ。可愛くしてもらっているときもあるけど。
意外に原作に近かったのはロイヤル・バレエかも。
Commented by hamhaha at 2018-05-28 22:55
ろきさん、こんばんは~。
いやだからさ、どうしてゾンビ・・・・。
・・・面白かったけれども・・・。(悔しいらしい)

フランケンシュタイン、19歳で書いたものとは思えませんね。

ボルト刺されちゃったりして散々だけれども、
それだけ、印象深くていろいろ膨らませたいお話なんですね。
可愛い怪物っていうのも・・・、ねぇ。
Commented at 2018-05-29 09:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hamhaha at 2018-05-29 20:24
カギコメのsさん
? カギコメですよね。

シェリー夫人という呼び名だとお年を召した方のように感じますね。
19歳とは驚きです。

メアリー・シェリーは既婚者シェリーと夫婦同然となり、
シェリーの妻が自殺したから正式に結婚できたとのことですが
メアリーのお母さんもなんですか、それは知らなかったわ。
情熱的な血筋なんですね。

ゾンビは・・・・、
原作が少女マンガだとすると「~とゾンビ」は少年まんが。
アクションとバイオレンスに満ちていますし、ちょっとやりすぎなところがありました。
でも、原作とのあまりのギャップが笑えましたよ。
Commented at 2018-05-29 22:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2018-05-29 22:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hamhaha at 2018-05-30 00:33
カギコメのsさん、こんばんは。
「高慢と偏見」は200年以上前の作品なんですねぇ。
なんとなくちょっと前と言う印象ですが、19世紀ですものね。

「~ゾンビ」では、ウィカムに対して、
あそこまてやらなくてもと思わないでもないです。
ちょっとやりすぎじゃないかしらん。

エリザベスの無敵っぷりは、爽快ですよ~。
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